中小企業経営者の平均年齢が約60歳と年々高齢化してきている中、事業承継は喫緊の課題となっています。その中で、近年、事業承継の選択肢としてのM&Aは、中小零細企業にまで広く認知され浸透してきました。しかし、中小零細企業においての事業承継は、まだ思うように進んでいないのが実態です。

  国内は近く大廃業時代を迎えると言われていますが、その本質は、これら中小零細企業の事業承継と言っても過言ではなく、裾野の広い中小零細企業の廃業を防ぎ、その事業を次世代に繋いでゆくことが、大廃業時代の到来をくい止める手立ての一つになり得ると考えています。

  私は、長くこの業界でM&Aに関わる業務に携わってきましたが、この業界において、多くの成功報酬が見込みにくいこれら小規模企業の事業承継の担い手はまだ少なく、小規模企業の事業承継は置き去りにされている感は否めません。

  そういった環境の中、弊社は、今まで培ってきた実務経験をもって、1社でも多くの中小企業の事業承継を支援することで、その事業と経営者の意志を次世代に繋ぎ、また、これらを承継される企業の新たな成長に貢献してゆく所存です。